コカール・ロワゾン・フルーロ

このドメーヌは9haの畑に6つのグランクリュを所有する。グラン・エシェゾー、エシェゾー、クロ・ヴージョ、シャルム・シャンベルタン、クロ・サン・ドニ、クロ・ド・ラ・ロッシュ。複数の村にまたがって、これだけ壮麗なコート・ド・ニュイのグランクリュを生産するドメーヌはそう多くない。 モレ・サン・ドニのコカール家とフラジェ・エシェゾーのロワゾン家の結婚で、ドメーヌは生まれた。4代目当主レイモン・コカールの2人の娘がドメーヌを法人化し、娘姉妹の子ども2人が中心になって運営している。長女シルヴィアン・フルーロの娘クレール・フルーロが販売を、次女マリーズ・コラドの息子トマ・コラドが栽培・醸造を担当している。結婚によって所有権は3つの家族に広がったが、それぞれの名前をつけた「コカール・ロワゾン・フルーロ」(CLF)として法人化することで、遺産相続による分割を避けている。 CLFは長らくネゴシアンにバルクワインを販売してきたが、2010年前後に契約が終わり、自家元詰めに切り替え始めた。
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