鷹来屋五代目(たかきやごだいめ)


1889年、初代浜嶋百太郎氏が緒方町下自在において造り酒屋を創業しました。
当時鷹が浜嶋家によく飛来してきていたことから、『鷹来屋』という屋号は名付けられたそうです。
若き5代目蔵元杜氏、浜嶋弘文氏が蔵元を継いだのが平成2年。もともとサラリーマンだった氏は酒のイロハを学ぶため国税庁の醸造試験所へ行き、そこで学んだ理論をもとにいくつかの酒蔵で蔵人を体験。
そして7年目の平成9年、自らが杜氏という立場で酒造りを始めました。

理想とするのは、「甘・酸・辛・苦・渋」のバランスが良く、キレがあって旨みがあり、料理を引き立てることの出来る食中酒。
蒸しは昔ながらの木の甑で蒸し、放冷は全て布に打ち上げ自然放冷。室は籾殻室で麹はすべて箱麹です。仕込みは500キロ〜1200キロまでの仕込み量で竹の櫂棒でまぜられ、しぼりは普通酒から全量槽でしぼられるという完全手造りの蔵元です。

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